扉がわずかに

数週間前に購入したキッチン用ハンドソープの補充液の香りがどうしても好きになれず、手を洗う度に、僅かながらではありますが気分が凹んでいました。すぐに忘れてしまう程度の凹みなので、ずっとそのハンドソープを使っていました。

キッチンの収納戸棚の一つに、電球類を入れている場所があります。背が低い私にとってはか去暗瘡印なり高い位置にあります。最近補充用の電球を購入して棚に収納したのですが、スペースが狭過ぎてちゃんと収まりきらず、扉がわずかに開いています。今でも少し開いたままになっています。 いくぶん髙い位置にある換気扇のスイッチを入れる度に、棚が少し開いているのが見え、気分が凹みます。

tobiraハンドソープの補充液の香りにつきまとう気分の凹みの度合いは、わずかに開いている戸棚の扉ほどのものです。大した凹みではありませんが、毎回一瞬気になる程度凹みます。

さて、ハンドソープ補充液はどんな香りかと言うと、

「ぬか床を素手でかき回した後水洗いしたばかりの母の手の匂い」です。

どう表現すればいいでしょうか。 すっぱ系だけど、柑橘系のような爽やかさがない半永久化妝
悪臭ではないけれど「イケてない匂い」とでも言いましょうか。

ぬか漬けは大好きで、子供の頃キュウリやナスのぬか漬けを切らずに丸ごと母から手渡され、ポリポリさくさくと、おやつ替わりによく食べました。

きゅうりやナスから漂うぬか味噌の匂いは大好きでしたが、むか味噌臭の母の手は苦手でした。 母に、「手についたぬか味噌の匂いが嫌いだ」とは一度も言った事はありませんが、母から漂って来る様々な香り(例えば化粧品やヘアスプレー)の中で、唯一苦手な匂いで、密かにそれを疎ましく思っていました。

アメリカ人の夫は(ドイツ+チェコアメリカ人。オハイオ州生まれ、テキサス州育ち)ぬか漬けは知っていても肛門醫生、”ぬか床をかき混ぜた後手を洗った時の手の匂い” を知らないので、「ハンドソープ補充液の香り」と、「私が嫌っている手についた糠の臭い」の間の共通性については話しても無駄でしょう。

liquid soap一昨日、買い物に行った時についに新しい補充液を購入しました!

ココナツ+ジンジャーの香りです。 最近のうだるような暑さには最高です。
爽やかでイケている香りです(^^)

追記:恥ずかしながら、ぬか漬けを自分で作った事がありません…..。