新しいことは習慣化

いつも話していることですが、やる気とか「意志の力」でやろうとすると失敗します。うまくいかない原因が自分の精神力だと思っている人は見直す必要があります。

なぜ、新しいことは習慣化しないの? 習慣化を阻む3つの原因

英会話やジムの通い始めはとてもウキウキ気分ですよね。新しいことは、今まで感じたことのない刺激が得られます。しかし、数日経つと急にやる気がなくなって長続きしなくなります。一体なぜなのでしょうか? 原因を以下にまとめてみました。

【すぐに成果が出ると過度な期待をしている】

僕は以前、自分自身に過度な期待をしていました。何かを学び始めれば、やり始めれば、すぐに目に見える成果が出るだろう、と。しかし、ほとんどのことは数ヶ月やり続けて変化があるかないか、数年続けてようやく自分の大きな変化に気づける程度です。数日やったところで大きな成果が出ることはまずありません。過度に成果が得られることを期待していると、「成果が全然出ないから面白くない」となってしまい、途端にやる気が下がってしまいます。

【新しいことをするというストレスから回避している】

新しいことは楽しい・面白いという刺激を得られる反面、いつも通りの平穏を崩すことでもあり、ストレスとして感じます。人には、「ホメオスタシス(生体恒常性)」という働きがあります。分かりやすく説明すると、現状維持の状態から何らかのチャレンジや挑戦をした時に現状に引き戻そうという働きのこと。挑戦しようとする時、「やっぱり失敗するのではないか?」「リスクを冒すくらいならこのままのほうがいい」という内なる声は、全てホメオスタシスによるものです。

【自分のやる気に依存している】

三日坊主になってしまう最大の原因は「やる気に依存している」ことです。人のやる気はそもそも安定していません。その日の体調や天気によって簡単に左右されてしまうデリケートなものです。やる気を理解せずに依存してしまうと、調子が良ければ上手くいき、調子が悪いと気が乗らない状態となり、継続や習慣化するのは難しくなります。